三経院は、聖徳太子が勝鬘経・維摩経・法華経の三つの経典を注釈された『三経義疏』にちなんで付けられた名称で、西室の南端部を改造して建てられました。西室では毎年、夏安居の3ヶ月間(5月16日~8月15日)、この三経の講義を行っています。 (鎌倉時代 国宝)
このお堂は奈良時代、天武天皇の皇子である舎人親王の発願によって建立したと伝えていますが、永祚元年(989)に倒壊し、現在の建物は鎌倉時代に再建されたものです。堂内には平安時代の釈迦三尊像(国宝)と室町時代の四天王像(重要文化財)が安置されています。このお堂は毎年11月1日~3日まで特別開扉をおこなっています。 (鎌倉時代 重要文化財)
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