塔・金堂を中心とする伽藍の周囲は、仏を供養し、仏法を学び、

仏法を伝え、自らの修行に励み、伽藍を護ることに専念した寺僧

たちが、日常生活を営んだ場所といえます。奈良時代の財産目録

である『法隆寺伽藍縁起并流記資財帳』には、多くの供養具や堂

宇・雑舎なども詳細に記載されており、おぼろげながら当時の様

子を想像することができます。

 時代の変遷とともに、寺僧たちの住まいは僧房から子院へと移

り、境内には持仏堂や坊舎が建ち並び、東西の僧房は太子信仰高

揚の道場として改造されるなど、境内の様子にも変化が見られま

す。また教学や法会においても、新仏教の影響を受けて新たな展

開が見られるなど、時代の流れに逆らうことなく、聖徳太子信仰

を中心に法灯を護り、伽藍の継承に奔走してきた寺僧たちの姿が

うかがえます。

 本年の秘宝展では、そのような法隆寺の一面をご紹介できれば

と考えております。

 

 

 

   

法隆寺大宝蔵殿

9月11日(金)〜11月30日(月)

 

拝観時間

  午前9時〜午後4時(無休)

    (退出は午後4時30分)

 

  一般(中学生以上)  500円

  小学生         250円

 

交通機関