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<国宝>
この繍帳は、聖徳太子薨去ののち、その妃橘大郎女が太子追慕のあまり、宮中の釆女たちに命じ、いま、太子様が住生なさっていらっしゃる天寿国という理想浄土のありさまを刺繍せしめられたものです。
もとは、繍帳二帳よりなり、そこに400字の銘文が刺繍されていましたが、その曼荼羅も年の経つにつれて破損し、法隆寺の宝蔵に秘せられてあったのを鎌倉時代当寺の中興信如比丘尼が見つけられ、京都で修復され、別に一帳の複製を作られたといわれています。現存しています繍帳は、最初のもと、その鎌倉時代に作られたものが、まざり合って残欠一帳に纒めて修復されたのが現在の曼荼羅です。 |